第1話 「序章・奈々とナナ」 (2006年4月5日放送)
-原作- コミック第2巻[第1話〜第2話の途中]
(章司からのメール〜ナナとハチの握手まで)
「ねえ ナナ
あたし達の出会いを覚えてる?
あたしは運命とか かなり信じちゃうタチだから
これはやっぱり運命だと思う
笑ってもいいよ」
「その時 何故か あたしは少し 泣きそうになったんだ
それがどうしてかは 上手く言えないけど
差し出されたナナの手は 意外な程 温かくて
胸まで熱くなったんだよ」
|
第2話 「恋?友情?奈々と章司」 (2006年4月12日放送)
-原作- コミック第1巻[NANA-小松奈々-]
(小松奈々編〜50ページまで)
「あたしの生まれ故郷は
山に囲まれた 広くも狭くもない町で
ど田舎ではないけど都会でもない 観光に来られてもウリがない
あたしは3人兄弟の真ん中で 金持ちでも貧乏でもない親に
ほったらかされてスクスクと育ち
県内普通レベルの女子高を もうすぐ卒業する」
|
第3話 「奈々と章司、恋の行方」 (2006年4月19日放送)
-原作-コミック第1巻[NANA-小松奈々-]
DJの松下くんを見つめる奈々〜 (50ページ〜87ページまで)
「あたし 章司といると いつも癒される思いがしたよ
心でそっと包み込んでくれてたよね
今 その温もりで 力いっぱい抱きしめて欲しいよ」
|
第4話 「奈々の恋、ナナの夢」 (2006年4月26日放送)
前半/-原作-コミック第1巻[NANA-小松奈々-] (章司と奈々の仲直り〜)
後半/-原作-コミック第1巻[NANA-大崎ナナ-] (「おれ東京行くから」まで)
(88ページ〜131ページ)
「小松奈々 只今十九歳
彼氏は いれど 遠距離恋愛
今に見てろよ 大魔王」
「あたしは自分の生まれ故郷を知らない
父親の顔は見た事もないし 母親の顔も とうに忘れた
4つの時に この海沿いの町に来て
小料理屋を営む祖母に さんざん嫌味を言われまくって育ち
今はバイトに明け暮れながら 夢のかけらを磨いている」
|
第5話 「レンの夢、ナナの思い」 (2006年5月3日放送)
-原作-コミック第1巻[NANA-大崎ナナ-] 「おれ 東京行くから〜」
( 132ページ〜)
「あの夜生まれた感情を どんな名前で呼べばいいのか
それは恋とか ときめきだとか
甘い響きは 似つかわしくない
嫉妬が入り混じった羨望と 焦燥感 そして欲情
今でも時々不安になる
レンと暮らす この日常が 全て夢の中の 出来事に思えたりする
それまで卑屈に生きて来たあたしに レンは眩し過ぎたから
どんなにあがいても 未だに手が届かない気がするよ」
「レンと別れて一年と九ヶ月
もうすぐ二度目の春が来る
三月の二十歳の誕生日には
がんばった自分に プレゼントを買いに行こう
東京までの片道切符
手荷物は ギターと煙草さえあればいい」
|
第6話 「雪の上京 奈々とナナ」 (2006年5月10日放送)
(-原作- コミック第2巻[第1話])
「ねえ ナナ あたし達の出会いを覚えてる?
あたしは運命とか かなり信じちゃうタチだから
これはやっぱり運命だと思う
笑ってもいいよ」
「ねえ ナナ
あの川べりで肩を並べて 水面を彩る光を見たよね
あの頃 口ずさんでいたメロディーを
もう一度 聴かせてよ」
|
第7話 「ヤス登場 707号室」 (2006年5月17日放送)
(-原作- コミック第2巻[第2話])
「いくら夢見がちな あたしでも
名前しか知らない その女の子と 再び巡り会う事になろうとは
夢にも思ってなどいませんでした」
「上京したての その頃のあたしは
ちゃんと社会人として やって行けるのかとか
ずっと章司と恋人でいられるのかとか
不安な事は 山程ありました
だけど ナナと暮らし始める事に 不思議と不安はなかったんだよ
それがどうしてかは やっぱり上手く言えないけど」
|
第8話 「いちごグラスと蓮の花」 (2006年5月24日放送)
(-原作- コミック第2巻[第3話])
「ヴィヴィアン ピストルズ セブンスター
ミルクを入れたコーヒーと イチゴの乗ったケーキ
そして蓮の花
ナナの好きな物は ずっと変わらなくて
移り気なあたしには それが とてもかっこいい事のように思えたんだ」
「ねえ ナナ
ナナは気ままな ノラ猫みたいで 誇り高く 自由だけれど
癒えない傷を負っていたよね
能天気なあたしは それさえ かっこいい事のように思ってた
それが どれ程の痛みなのかも知らずに」
|
第9話 「ノブ上京!ナナの歌」 (2006年5月31日放送)
(-原作- コミック第2巻[第4話])
「ナナの腕には 赤い蓮の花の入れ墨(タトゥー)があって
それがどんな意味を持つのか
その時は 当然 分かるはずなどありませんでした」
「その夜の事は 本当に今でも忘れられない
まだ歌詞の付いていなかった あの曲に
ナナがデタラメの英語を乗せて歌うから
まるで不思議な呪文でも掛けられてゆくように
あたしは その声の虜になったんだよ
食卓がステージに 携帯がマイクに 三日月がスポットライトになる
あんな魔法を使えるのは この世にナナしかいない
あたしは今でも そう信じてる」
|
第10話 「美少年シン登場!」 (2006年6月7日放送)
(-原作- コミック第3巻[第5話])
「その日は夜更けまで 大音量のライブで
マンションの住人達から 大苦情を受けたのは 言うまでもありません」
「今だから正直に打ち明けると
あたしのナナへの憧れは かなり恋に似ていたと思います
少しも大人になんかなれないのに
もう甘えてばかりはいられない現実の中で
ナナは とびきり甘い夢を見せてくれた
とても幸福な初恋みたいだったよ」
|