第21話 「スイートルームの夢」 (2006年8月30日放送)
(-原作- コミック第5巻[第16話])
「たとえば小さな頃
お母さんは生まれつき お母さんという生き物で
先生は先生
おまわりさんはおまわりさん以外の
何者でもないと思っていたのと同じように
芸能人はあくまでも芸能人であって
自分とは別の生き物のような気がしてた
20歳にもなったのにあたしは」
「ねえ ナナ
ナナは あたしの憧れで ナナのようになりたかった
ずっとそう思って生きてきたの
だから お願い
もう一度 歌って」
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「淳子の部屋 (2)」 (2006年9月6日放送)
第12話〜第21話までの総集編
(出演:淳子ママ/京助/章司/佐藤公一/坂上)
「ねえ 小松奈々
あの女子トイレで肩を並べて 卒業間近の校庭を見たよね
あの頃 口走ってた恋バナは...
もう二度と聞かせないでよ」
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第22話 「七夕の願い ハチの恋」 (2006年9月13日放送)
(-原作- コミック第6巻[第17話])
「あの頃
願い事だけは 数えきれない程あった」
「ねえ ナナ
夢が叶う事と 幸せになる事は
どうして別ものなんだろう
それは未だに分からないよ」
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第23話 「誰にも渡したくない」 (2006年9月20日放送)
(-原作- コミック第6巻[第18話])
「タクミと 言葉を交わすのも忘れて
ひたすらキスしながら ベッドに倒れ込んだ時
ナナが表へ出て行く気配を感じた
あたしは思考回路の遮断された頭で
レンに会いに行くんだろうと ぼんやり思った」
「ねえ ナナ
あれだけいつも一緒にいたのに
少しもナナの事 分かってなんかいなかった
傷つけている事にさえ 気づかなかった
あたしを許して」
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第24話 「乱れるハチの心」 (2006年9月27日放送)
(-原作- コミック第6巻[第19話])
「その夜
ナナに送ったメールの返事がなかなか来なくて
心配になったあたしは 次第に不安を募らせていった
耐えきれず再び携帯に手を伸ばした夜中の12時過ぎ
ようやくメールの着信音が鳴った」
「ねえ ナナ
今でも あのテーブル越しに ナナの姿を願わない日はない
心で名前を呼びかけたりする
何度も 何度でも」
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第25話 「気まぐれで勝手な男」 (2006年10月4日放送)
(-原作- コミック第6巻[第20話])
「ナナが家にいない2週間の間
あたしは一人暮らしの寂しさを紛らわせたくて
バイトを休みなく詰め込んで
毎日クタクタになるまで働いた
それでもスタジオの練習には欠かさず顔を出した
帰り道はいつもノブが送ってくれた
タクミからの連絡はなかった」
「ノブが作った あの曲を
あの夜ナナが何を願って歌っていたのか
声をふり絞って
あたしの耳に届くように
今なら分かるのに」
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第26話 「すれちがうハチとナナ」 (2006年10月11日放送)
(-原作- コミック第7巻[第21話])
「これでプロになれないなら 世の中 間違ってると思った」
「ねえ ナナ
たとえば あたし達が恋人同士なら
それは抱き合えば 埋められる程度の隙間だったのかな
それとも こんな寂しさを 誰もが持て余しているのかな
ナナを独り占めしたかったんじゃない
ナナに必要とされたかっただけなの」
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第27話 「ハチの欲しい未来」 (2006年10月18日放送)
(-原作- コミック第7巻[第22話])
「どんなに仲良くしてても
スタジオに通い詰めても
あたしはブラストの一員では決してなく
この先ますますそれを 思い知らされて行くのは
寂しいと言うより恐怖だった
どうしてあたしは こんなにも弱いんだろう」
「ねえ ナナ
あの夜 誓った想いは
今も色褪せずに この胸にあるよ
あたし達が描いていた夢の
輝きを忘れないで」
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第28話 「ハチとノブ、急接近」 (2006年10月25日放送)
(-原作- コミック第7巻[第23話])
「キスをして
手をつないで
黙ったまま
コンビニまでの道を歩いた」
「ねえ ナナ
ナナはレンに どんな愛の言葉をもらったの?
あの時 それだけは どうしても聞いておけばよかったんだ
あの猫脚のバスタブは
もう ここにはないよ」
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第29話 「愛情表現の問題」 (2006年11月1日放送)
(-原作- コミック第7巻[第24話])
「陽に焼けた壁に ポスターの跡は消えなかった」
「ねえ ナナ
犯した過ちも 受けた傷口も
塞げば消えるものじゃないから
あたしは今もナナの名前を呼び続けている
どんなに痛くても
応えてもらえるまで」
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第30話 「決壊ギリギリ、ナナの心」 (2006年11月8日放送)
「あたしは今もナナの名前を呼び続けている〜」
(-原作- コミック第8巻[第25話])
「あたしは今もナナの名前を呼び続けている
どんなに痛くても
応えてもらえるまで」
「約束を
果たせなくてごめんね
あんたは覚えちゃいないだろうけど
広い庭のある立派な家を
あたしは本気で建てるつもりだったんだ
海の見える高台に
最新のシステムキッチンと地下スタジオ
あんたの部屋のクロゼットには
流行りの服を絶やさず取り揃えて
男に泣かされてばっかのあんたが
何度 出戻ってきても笑えるように」
「あの頃 あたしには譲れない夢があって
おかげで沢山のものを手に入れ
かけがえのないものを失くした
だけど がむしゃらに生きたから
もう何も悔やんでなどいない
ただ心残りは ひとつだけ
ねえ ハチ あんた今 笑ってる?」
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